私たちの想い
MESSAGE

鎌倉で一人鞄を作っているある鞄職人さんは、
鞄の持ち手部分を縫い合わせるとき
「大切な人と手を繋いでいるような気分」
になれるように、
願いを込めて
職人の手で丁寧に縫い合わせていくそうです。

そんなモノづくりにある小さくて温かい物語を知ると、
自分にとってそれはもうただ荷物を入れるだけの
道具ではなくて、
もっとなにか別の
愛おしいモノに変わるような気がします。

私たちは完璧ではないし、
世界も不安定なものだから、
いつもいつも美しいモノだけを抱えながら
毎日を生きていくことはできません。

大切に作られたモノを気に入って
購入してくれた人がいる。
そのモノと一緒に過ごした時間や
たくさんの想い出。

目に見えるモノにとらわれた私たちを
ゆたかにしてくれるのは、
そんな目に見えないコミュニケーション
だったり、
そこに確かに
存在している物語なんだと思います。

大切にされてきた洋服やバッグ、靴。
次のだれかに着実にバトンを渡せるように。

先進国にこそ本当のリサイクル文化を思案して
育てていきたい。

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